CMSの中で人気が高いWordPress!!利用するメリットとデメリットを徹底解説
数あるCMSの中でも知名度・使用度が高いWordPress(ワードプレス)。2023年3月時点において、世界中のCMS市場のシェアが約60%、日本においては80%のシェア率を誇るオープンソースのCMSです。CMS導入の際に、WordPressが選ばれることが多いのも当然といえます。そこでWordPressを導入するメリットとデメリットについてご紹介。これからWordPressの使用を考えている方は必見です。
- ワードプレスについての基本知識
- WordPressを利用する6つのメリット
- メリット①WordPressは無料で利用可能
- メリット②WordPressのユーザーは多いので情報収集が簡単
- メリット③WordPressならば初心者でもサイト構築や記事投稿が簡単
- メリット④WordPressには機能拡張できるプラグインとテンプレートが充実
- メリット⑤WordPressのカスタマイズ性の高さが魅力的
- メリット⑥WordPressはスマホで記事投稿できるので効率的
- sWordPressを利用する5つのデメリット
- デメリット①WordPressの運用には自分だけの力が必要
- デメリット②WordPressのカスタイマイズには知識が必要
- デメリット③WordPressは無料で使えるがサポート対象外
- デメリット④WordPressでの.SEO対策は自力で対処
- デメリット⑤WordPressはセキュリティ面が心配
ワードプレスについての基本知識
会社のWebサイトや趣味のホームページを作ることは難しそうと考える方は少なくありません。でも、WordPressの登場によって、そのような悩みを抱える必要が解消されました。WordPressはPHPというプログラミング言語で作られているCMSのひとつの種類。Webサイトやブログを簡単に作ることができます。
WordPressが登場した時期は2003年。世界中のWordPressコミュニティのボランティアたちによる開発とサポートによって、バージョンアップが何度も繰り返されて、現在に至っています。
WordPressを利用する6つのメリット
世界中のCMS市場シェアの約60%を、WordPressが獲得できたのには理由があります。WordPress特有の大きなメリットがあるからです。6つあるメリットについてこれから詳しく説明していきます。
メリット①WordPressは無料で利用可能
WordPressはオープンソース型のCMSですから、システム自体の利用料金はかかりません。WordPressは使用料が無料なのです。サーバー環境の構築にはコストや手間がかかりますが、有料のCMSと比較すると手頃な価格で導入できます。『エックスサーバー』や『さくらのレンタルサーバ』などの有料レンタルサーバーサービスを利用すれば、簡単にWordPressを追加・導入できます。
メリット②WordPressのユーザーは多いので情報収集が簡単
世界中でも高いシェアを誇っているWordPress。当然ながら世界にはたくさんユーザーがいるため、プラグインとうアプリケーション機能を拡張するソフトウェア、カスタマイズをするための方法などの情報が豊富にあります。Web上にもWordPressユーザーコミュニティも存在しているので、構築・運用の参考事例や疑問についての回答なども入手可能です。
メリット③WordPressならば初心者でもサイト構築や記事投稿が簡単
Web制作に詳しくない初心者であっても、簡単にサイト構築ができます。コーディングの知識は必要ありません。集中して取り組めば、Webサイト構築が1日でできます。すHTMLやCSSといったプログラミングに関する専門知識がなくても、サイト構築・更新ができるのはとても魅力的です。
例えば、エディタ上における見出しタグの設定、文字色やデザインの変更・強調などが感覚的にできます。また、WordPress上のメディアに画像をアップするだけで、画像管理がとっても簡単。作業する時間もほんのわずかです。
オウンドメディアやブログの記事投稿も簡単です。投稿済の記事の削除、画像挿入、タイトルの変更、記事の投稿時間の設定などにも時間をかけずに対応可能。エディタ画面も、ユーザーが使いやすいデザインなので、初心者であっても簡単に使用できます。
メリット④WordPressには機能拡張できるプラグインとテンプレートが充実
WordPressを使えば、豊富なプラグインやテンプレートを無料または安価で利用できます。機能拡張できるプラグインは、とても使いやすいと評判。テンプレートのレベルも高く、業種別によるテーマ探しが簡単です。無料のプラグインとテンプレートが充実しているため、必要とする機能がお金を使わずに揃えられます。
メリット⑤WordPressのカスタマイズ性の高さが魅力的
WordPressのカスタマイズ性の高さも大きな魅力といえます。ソースコードの編集による独自機能の追加、コード(CSS)の編集によるデザインの変化などが可能。独創性豊かなWebサイトを構築するのであれば、おすすめはパッケージ型ではなくオープンソース型です。
メリット⑥WordPressはスマホで記事投稿できるので効率的
WordPressはスマホでの作業も可能です。交通機関での移動中であっても記事の更新ができるので、仕事の効率化が実現します。AppStoreやAndroidのアプリをインストールすることをお忘れなく。
sWordPressを利用する5つのデメリット
次はWordPressを利用するデメリットについて説明します。カスタマイズの自由度が高いがゆえのデメリットも少なくありません。
デメリット①WordPressの運用には自分だけの力が必要
ウェブサイトの構築・運用をWordPressで行うためには、サーバーの用意からインストールまで自分の力でやる必要があります。その後、プラグインの動作確認、セキュリティ対策のバージョンアップ、不具合の解消などの作業も欠かせません。専門的知識が必要になるので、ネット検索しつつ作業することを覚悟しておきましょう。WordPressは、インストールすれば即座にWebサイトが使えるわけではないのですから。
デメリット②WordPressのカスタイマイズには知識が必要
カスタマイズやコンテンツの作成は自力で行うことになります。コンテンツ更新の基本的な作業は、専門知識がなくても可能です。ただし、こだわったレイアウトやサイトデザインに変更する際には、CSS・HTML・PHPといった知識が必要になります。WordPressにはコーディング知識が不要と思われがちですが、そうではありません。コーディングの知識が必要となるときもあると理解しましょう。自分で対処できないのであれば、外部委託するといった対応を心がけてください。
デメリット③WordPressは無料で使えるがサポート対象外
WordPressは無料で使用できるというメリットがあります。ただし、十分なサポートは受けられません。電話によるサポートは行っていません。日本語サポートも限定的。ネット検索もしくは、詳しい人やコミュニティに訊ねる必要が出てきます。自分自身で情報をきちんと調べる能力が要求されるでしょう。
デメリット④WordPressでの.SEO対策は自力で対処
サイト構築をWordPressで行っても、すぐにアクセス数を稼げません。検索エンジンとユーザーに評価されるサイトを設計をして、ユーザーが望むコンテンツの発信をする必要があります。WordPressをインストールした後に、SEO対策用のプラグインを使用しましょう。SEOに強いWordPressのテーマを選ぶと、さらに効果的です。
デメリット⑤WordPressはセキュリティ面が心配
国内外におけるシェアが高くて、ソースコードが開示されていることからWordPressは、ハッカーやクラッカーからの攻撃の的にされやすいといいます。プラグインに脆弱性が発見されることも多いので、システムやプラグインのバージョンアップは欠かさないようにしましょう。セキュリティ対策はしっかりと行ってください。
文・シン上田
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